少し前まで「中国製」と聞くと、安いけれど品質はそこそこ、というイメージを持つ人が多かったのではないでしょうか。
でも今、その常識は最近どんどん崩れています。
気づけば身の回りに中国家電
家電量販店に行くと、Haier(ハイアール)、Midea(美的)、Xiaomi(シャオミ)といった中国メーカーの製品が、当たり前のように棚に並んでいます。
少し前まで「安いけど日本製ほどの信頼感はない」と思われがちだった中国家電ですが、この数年で状況が大きく変わりました。
冷蔵庫・洗濯機で世界トップシェア
白物家電の代表格である冷蔵庫や洗濯機の分野で、Haierは長年にわたり世界シェアトップの座を守り続けています。実は日本の家電ブランド「AQUA」も、東芝の白物家電事業も、今ではHaierグループの傘下です。
かつて日本を代表した家電メーカーの技術やブランドを取り込みながら、グローバルで存在感を拡大してきたのです。
もう一つの大手Mideaも、40年にわたる海外展開の経験を持ち、東芝の家電事業やイタリア・スペインのブランドを買収するなど、世界中でシェアを広げています。
中国メーカー全体で見ると、世界の家電市場のシェアはこの数年で大きく上昇したと言われています。
スマートフォンメーカー、Xiaomiの猛追
スマートフォンメーカーとして知られるXiaomiも、今や家電業界の台風の目です。
エアコンの出荷台数が前年比60%増で過去最多を記録するなど、長年Midea・Gree・Haierの大手3社が支配してきた市場に切り込んでいます。
武器は徹底したコストパフォーマンス。
スマホで培った「安くて使い勝手が良い」というブランドイメージをそのまま家電にも持ち込んでいる形です。
さらに象徴的なのが、掃除ロボット市場です。
世界の家庭用スマート掃除ロボットの販売台数上位は、いまや中国ブランドが上位を独占していると言われています。
数年前まで「ルンバ」の独壇場だったこの分野でも、あっという間に主役が入れ替わってしまったのです。
安さだけじゃない、AIと省エネの進化
中国家電の強さは、もはや価格だけではありません。庫内をカメラで認識して食材の在庫や賞味期限を管理するAI冷蔵庫、食材に応じて火加減を自動調整するオーブンなど、スマート機能を積極的に取り入れているのが今の中国メーカーの特徴です。
奥行きをぐっと薄くした冷蔵庫や、複雑な調理を全自動でこなす調理ロボットなど、日本メーカーがまだ製品化していないような機能を先に世に出してしまう場面も目立ちます。
背景にあるのは、中国国内の凄まじい競争環境です。
ヒット商品が出ればすぐに他社が追随するため、各メーカーは常に「次の一手」を考え続けなければ生き残れません。
この激しい消耗戦こそが、結果的に技術革新のスピードを押し上げているとも言えます。
日本での存在感も拡大中
日本市場でも、中国家電メーカーの存在感は年々増しています。
Xiaomiも日本国内での店舗展開を加速させており、家電事業だけで大きな売上規模を達成しています。
日本の家電市場における中国メーカーの浸透度は、業界内でもかなり高い水準にあると指摘する声もあるほどです。
当店でも簡単な扇風機を2台購入したのですが
1台は日本製、もう1台は中国製
日本製はテクノスジャパンの扇風機
3200円

対する中国製はComfee’(コンフィー)の扇風機
中国の家電メーカー「Midea(美的集団)」が展開するグローバルブランド
2500円

同時に届くようにしたのですがまず箱のしっかり感と、箱を開けた中身の扇風機の納められ方を見て
中国製の方を日本メーカーの扇風機と勘違いしたくらいにしっかりしていました。
本体を組み立てて2台並べた結果でも明らかに日本製の扇風機の方がかなり安っぽく(安いんですけど)
デザイン、質感、ぐらつき加減など中国製よりも劣っていました。
これは偶然ですが日本製の方は高さ調節の部分に初期の不具合もありました。
それなのに中国製の方がびっくりするほど安い…
これはもう、液晶テレビで日本製が売れず、安くて高品質の中国製品に市場を奪われていった時代を思い出してしまいました。
同等の品質で安いから
「安かろう悪かろう」というイメージは、もはや過去のものになりつつあります。
世界トップシェアの冷蔵庫・洗濯機、掃除ロボット市場の逆転、AIを駆使したスマート家電——中国メーカーは価格競争力を保ちながら、着実に技術力でも存在感を高めています。
気づけばお店の物品も
・エアコンはハイセンス
・テレビもハイセンス
・冷蔵庫もハイセンス
・洗濯機はハイアール
・扇風機はコンフィー
物価高のこの時代
品質が同等で安けりゃ、そりゃ安い方を買っちゃいますよね
made in JAPANの魅力が薄れていく…..

