お酒を買うレシートをじっと見たことはありますか?
酒税は元々料金に含まれている。
そして購入する時は消費税。
同じ一本の缶ビールに、税金が二重にかかっているんじゃない?
そう感じたことがある人は、決して少なくないはずです。
タバコは購入時に消費税かからないのにずるい!!
ちょっと待ってください。
実はタバコも、全く同じ構造になっているのです。
「たばこ税込みだから消費税はナシ」は誤解
タバコは、たばこ税が価格に含まれているから消費税はかからない。
そう思い込んでいる人、意外と多いのではないでしょうか?
答えは、NOです。
タバコの価格には国たばこ税・地方たばこ税・たばこ特別税という個別の税金が含まれていますが、その「税込み価格」に対して、さらに10%の消費税が上乗せされています。
売ってる時点で税込みになっているのでかかっていないように見えるだけという…
つまりお酒と同じく、税金の上に税金が乗っている状態。
タバコだけが例外扱いされているわけではないのです。
ガソリンも同じです。
揮発油税や石油税が入った価格に、消費税が重ねてかかっています。
なぜこれが許されているのか
一見、明らかな二重課税に見えます。
国も税金を取りすぎではないか。
そう思うのが自然な感覚でしょう。
ところが国税庁の公式見解は、こうです。
「これは二重課税ではない」
理由はシンプルで少し意外です。
「酒税やたばこ税を納めているのは、私たち消費者ではなくメーカー側だから。」
一方、消費税は消費者が負担する税金。
納税する「主体」が違うので、法律上は同じ税を二回取っているわけではないという理屈です。
酒税分もコストとして商品価格に組み込まれた、いわば「値段の一部」
その値段全体に消費税をかけているだけ、という整理です。
理屈としては成り立っている。
でも財布からお金を払うのは私たち消費者
納得はできても、なんか…
制度上の説明を聞けば、なるほどとは思います
でも実際にレジでお金を払う瞬間、二重に取られている感覚は消えません。
専門家の間でも、この「転嫁される消費者からすると二重課税と感じられてしまう」という指摘は根強くあります。
理屈と実感のあいだに、ずれがあるのです。
しかもこの構造、お酒やタバコだけの話ではありません。
ガソリン、軽油、さらにはゴルフ場の利用料にまで同じパターンが潜んでいます。
「お酒だけ割高な気がする」
でも実際は、タバコもガソリンも、同じ「税金に税金」の仕組みの中にいます。
国税庁は「納税義務者が違うから二重課税ではない」と説明しますが、支払う側からすればその線引きはどこか釈然としません。
普段から当たり前のようにこの小さな矛盾の中で生きていいるので慣れてしまっていますけどね。
最近値上がりラッシュなのでこの物価高の間だけでも一重にしてほしいもんです。

